不動産

実家(親の家)の売却、「寂しいし、悲しい。」どうすれはいい?

2017/05/24

親の相続や介護施設への入居により、「実家(親の家)が空き家になった。」という方が年々増加しています。

空き家は放置していると建物の老朽化や敷地内の雑草など、近所迷惑になってしまうリスクがあるため、実家が空き家になってしまった場合には、売却を検討する方も多くいらっしゃいます。

ただ、自分が育った実家を売却するのは寂しいし、悲しいと感じられる方も非常に多いです。

この記事では、空き家になった実家は売却するしかないのか?空き家のまま放置することは本当によくないのか?売却や放置以外の道はないのか?などについて解説していきます。

空き家の処分、みんなどうしてる?

2015年のデータですが、空き家の処分に関するアンケートデータが存在します。

アットホームさんの調べによれば、「もし実家が空き家になったら?」という質問に対する回答は、

  • 「売却する」 41・6%
  • 「将来自分もしくは親族が住む」 34・8%
  • 「賃貸にする(土地活用を含む)」 11・7%
  • 「誰が住むかわからないが、空き家にして管理し続ける」 7・9%

という結果でした。(全国の30~40代の男女618名が対象、平成2015年時点)

「売却する」という回答が4割を超えてトップになっているものの、「将来自分もしく親族が住む」、「賃貸する」など、何らかの形で自分の手元に残す選択が総合的には半数以上を占めています。

やはり自分が幼少期を過ごした実家を手放すというのは誰にとっても寂しい、悲しいという感情を伴うことの現れかもしれません。

実家の処分、実際にした人はどんな気持ちだった?

空き家となってしまった実家を手元に残す人が半数以上いるとはいえ、4割以上の人は実家の売却に踏み切っています。

実際に空き家になってしまった実家を売却した人はどのような気持ちだったのでしょうか?

ウェブを少し検索してみるだけでも、多くの人の寂しさや悲しみのメッセージを見つけることができました。

中でも多かったのは、「思い出がたくさん詰まった家を他人に使われるのはどうにも寂しいし、悲しい気持ちになる」、「家を見に行って他人が住んでいるところを目の当たりにすると、寂しい気持ちになる」という感想。

これに対しては他人に売却しておいて、「他人に使われるのは心苦しいなんて買った人に失礼だ」、という批判も見受けられました。

また、「買ってくれ、利用してくれている人には感謝すべき」、「末永く利用されるほうが、実家そのものもうれしいハズ」といった意見も。

まあ言葉ではなんとでもいえるわけで、そして感情は理屈ではないわけなので、どんなきれいごとを並べ立てても寂しいものは寂しいし、悲しいものは悲しい。ということなんじゃないかと思います。

また、空き家となった実家を手放せない理由として、「悲しい、寂しい」といった感情的な面以外に、「空き家となったからと言ってすぐに売却するのはご近所様に世間体が悪い」といった、周りを気にした意見もありました。

実際、空き家のまま放置したらどんな問題が起こるの?

実家を売却するのは寂しいし、悲しい。

だから空き家のままでもそのままにしておきたい…。

実際に空き家のまま放置した場合には、どのような問題が起こるのでしょうか?

地域環境の悪化

空き家をそのまま放置すると、空き家の近隣住民の方々に迷惑をかけてしまう可能性があります。

具体的には、

  • 草木が伸びて隣地に入り込んでしまう
  • 建物が老朽化して外観が崩れ、地域一帯の見栄えが悪くなる
  • ホームレスなどが住み着いてしまう可能性がある
  • 犯罪の現場になってしまう可能性がある

といったようなリスクが考えられます。

例えたまたま相続により受け継いだものであったとしても、相続人である以上ご近所さんから責任を追及される可能性も法的にはありますし、そもそもトラブルが発生すること自体好ましくありません。

少なくとも月に1回~2回程度は窓を開けて風を通す、水道の水を流す、敷地内の植物の処理をする、などの最低限のケアをしておきたいところです。

 

資産的価値の減少

空き家をそのまま放置してしまうと、老朽化が一気に進んでしまいます。

例えば、

  • 家屋の密閉状態が長く続くことによる湿気でカビが異常繁殖してしまう
  • キッチン、風呂場、洗面所等の排水口内やトイレの溜水部の水が蒸発し、悪臭が発生する
  • 下水管から水がなくなることで、ヘビやネズミなどが室内に侵入する可能性がある
  • 湿気で畳の腐蝕やタンスやソファといった家財道具が傷んでしまう

といったことが発生します。

これらを回避するには、月に1~2回実家に通って、風を通す、水道を通すなどの定期メンテナンスが必要になります。

金銭的負担の発生

不動産は「負債」と呼ばれることがあります。

普通、不動産は「資産」と考えられますし、そもそも不動産は「資産」です。

ではなぜ、不動産が「負債」と呼ばれるかというと、不動産には維持コストがかかるためです。

持ち家にお住いの方はお分かりになると思いますが、不動産は所有しているだけでその評価額に従った固定資産税が発生します。

そしてその金額はコンパクトな物件でも年間数万、戸建て物件であれば10万、20万ということもあります。

年間の金額とは言え、決して無視できる金額ではありませんよね。

更に、不動産を維持するため、定期的に水道を通したり電気を通したりすれば、当然その水道代や電気代も発生しますし、定期的に実家に通えばその交通費もかかります。

居住しているか、賃貸に出すなどして利益を出している不動産であれば、このようなコストは当然引き受けるものとして受け止められますが、何の価値も生み出していない不動産に対してもコストは発生してしまいます。

なので、価値を生み出さない物件を指して「不動産は負債である」と言われているのです。相続で引き受けた利用しない農地や、ほとんど利用していないリゾートマンションの持分権などがよく「負債」と言われています。

冷静に現実を受け止める必要がある

以上、空き家を放置すると発生する問題をまとめました。

とても無視できるレベルの問題ではないことはご理解いただけたと思います。

もちろん、それでも空き家のまま手元に置き続ける!という選択を絶対にしてはいけない、というわけではありません。

定期的なメンテナンスに通い、固定資産税等のコストを負担し続けることが許容できるのであれば、空き家のまま持ち続けても何ら問題ないです。

現に、相続により空き家として実家を承継してもすぐには売却に動かず、1年程度は空き家のまま置いておく、という話は結構頻繁に耳にします。

ただ実家が自宅から遠く、通うのに半日とか1日、場合によってはそれ以上かかるとか、経済的に余裕がなく、固定資産税を支払うのがキツイ、ということであれば、できるだけ早めに売却等処分する方向で動き出したほうが賢明でしょう。

定期メンテナンスに関しては、最近空き家管理代行の会社がかなり増えていますので、そのような会社に依頼することも可能です。(お金はかかりますが。。)

気持ち、生活、金銭面と、総合的に検討したうえで実家の処遇をどうしていくか検討するのがいいですね。

実家の売却、それ以外の道はないのか?

維持にはコストがかかり、それを回避するためには早めの売却を、というお話をしましたが、空き家となった実家の運命は最終的には売却しかないのでしょうか?

もちろん、売却だけではありません。賃貸に出す、という道もあります。

賃貸という選択肢が売却の陰に隠れがちなのは、賃貸のほうが難易度が高いところにあります。

具体的には、まず、賃貸の場合はその物件が賃貸で人が入るポテンシャルを持った物件である必要があります。

サイズ感、交通の便等、賃貸で回せる物件の条件というのは結構限定的なものです。

また、借主が見つかったとしても、一か所の賃貸物件に10年も20年も住み続ける人は少なく、入った人が出ていけばまた借りてくれる人を探さなければいけません。

また、人が入っている場合でも、賃料がちゃんと支払われているか、物件の使用方法は適切か、などの管理をし続けなければなりません。

これらの管理は管理会社に任せることもできますが、当然その場合はその費用が発生し、賃料があまりとれない物件だと管理会社を入れると利益がまったく出せない、という場合もあります。

つまり、不動産を賃貸する、ということは賃貸不動産の経営をしなければならない、ということになりますので、そのような作業はあまりストレスなくこなせて、実生活上も不動産の管理に十分に時間をさけるような方でないと難しいのです。

これに比べて、売却であれば買い手を見つけて売買の手続きだけ済ませればすべてが完了するので手続きがシンプルでストレスも少なく済みます。

その他、売買と賃貸を比較すると、売買は一回の手続きで大きなお金が入ってくるのに対して、賃貸の場合は定期的に一定の収入を得ることができる、という違いがあります。

 

売却や賃貸をする場合、誰に相談すればいいの?

不動産の売却ならもちろん不動産屋さんですが、数ある不動産業者さんから一社選ぶのは業界と関係があるような方でないとなかなか難しいと思います。

そもそも、どの不動産屋さんがもっとも高く売ってくれるのか?または最も高い賃料で借主を見つけてくれるのか?ということは複数の会社に相見積もりなどを取っていかないとわかりません。

そこでおすすめなのが複数業者に対する一括査定です。

一括査定にすれば、査定を出す側も競合がいることが分かっているので頑張ってくれますし、変にカモされる心配もありません

現在はウェブから簡単に一括査定ができるようになっていますので、直近で売ることを考えていなくても、査定だけ出してみて売った場合にはどのようになるのか知っておくことも重要です。

一括査定の依頼をするなら、大手不動産業者さんと多数提携しているこちらのサイトがおすすめです。

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空き家は放置すると価値が下がるリスクがあるため、なるべく早めに査定や相談などに動いておくことが得策です。

せっかく価値があるものなのに下がってしまったらもったいないですからね。(下手をすると100万単位で差がでます。)

早めに対処して財産を守っていきましょう。

 

一括査定サイトについてさらに詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてみてください。

>不動産一括査定サイト使い方のコツ

不動産一括査定サイト使い方のコツ

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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