相続放棄

相続放棄申述受理証明書とは?

2016/07/08

相続放棄申述受理証明書とは?

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相続放棄の手続きについては、
手続き完了後に「相続放棄申述受理証明書」を取得しておくことが
非常に重要になります。

この記事では、「相続放棄申述受理証明書」について解説していきます。

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▼相続放棄申述受理証明書とは?

相続放棄申述受理証明書とは、相続放棄をした人が
その事実を対外的に証明していく際に使用する書面です。

相続放棄の手続きをした家庭裁判所で発行を受けることができます。

なお、この書面は相続放棄の手続きをしたら家庭裁判所が自動的に
発行してくれるものではなく、手続き完了後、自力で発行を受ける
手続きをしなければなりません。

相続放棄が受理されると、家庭裁判所から相続放棄受理に関する
審判所が送られてくるのですが、
通常その中に相続放棄申述受理証明書に関する案内状が入っています。

つまり、手続きの素人さんからすると手続きが終わったときに
初めて、別に超重要書類があり、その書類ついては別途入手の手続きを
しなければならないと知らされるわけですね。

裁判手続きはそこまでユーザーフレンドリーではないわけです(^^;
(だから司法書士や弁護士といった専門家がいるわけですが、
専門家に頼む場合はある程度の費用負担を覚悟しなければなりませんからね。。)

 

▼相続放棄申述受理証明書の入手方法

こちらは相続放棄の受理審判書に同封されている案内状に
記載があるはずですが、
原則は以下の書類をもって裁判所に証明書を取りに行くことになります。

・送られてきた相続放棄申述受理審判書
・本人確認ができる資料(運転免許証等)
・印鑑
・収入印紙150円

1枚取るのに150円かかります。
収入印紙は裁判所内でも通常買える場所がありますので、
あらかじめ用意する必要はありませんが、
慣れない裁判所をぐるぐると歩き回るのも面倒なので、
あらかじめコンビニや郵便局などで買っていったほうが楽ですね。

上記を担当の窓口に提出すれば数分で書面を受け取ることができます。

 

▼相続放棄申述受理証明書は何に使う?

取ったはいいけど何に使うんだ?
という疑問は当然あると思います。

実際は、必ず何かに必要になる書類ではありません。
使用するのは対外的に自分が相続放棄をしていることを示したい場合です。

具体的にどのような場合かというと、
被相続人の債権者から債務の弁済を求められた場合です。

つまり、被相続人(亡くなった親族)が生前に借金をしていたり、
賃貸物件に住んでいた場合には、被相続人の死亡を知った債権者
(お金の貸し手や不動産の大家さん)は相続人に対して、
借金や賃料の支払いを求めてきますが、それに対して、

「自分は相続放棄をしているからすでに相続人ではありませんよ!」

「請求する先がお門違いです!」

と主張するときにその証明として提示するんですね。

どうでしょう、結構このようなシチュエーションになる可能性は高いと
思えませんか?

なので、相続放棄をしたらひとまず一通は相続放棄申述受理証明書を
取得しておくほうが何かと安心なんです。
(ちなみに、相続放棄申述受理証明書はお金さえ出せば何通でも取れます。)

 

▼相続放棄申述受理証明書使用時の注意点

債権者から請求が来た時に焦って受理証明書の原本を債権者に
渡してしまわないように注意してください。

別に渡したからと言って何か大変なことが起こるわけではないのですが、
事実の証明としては提示、ないしはコピーを渡す程度で十分なはずであって、
原本を渡すことはまでは必ずしも必要ないはずです。

原本を渡した後にまた別の債権者から連絡が来て、受理証明書を取り直し、
となると手間がかかって面倒ですので、できる限り提示・コピーの提供で
対応していきましょう。
(ただあまりにもうるさい債権者がいるなら、無理に突っ張っても
埒が明かない可能性もありますので、その面倒を回避するために原本を
渡す、という選択肢も一応視野に入れておきましょう。
最初に取得する際に2通くらいとっておくのがベストかもしれませんね。)

以上、相続放棄申述受理証明書の重要性はお分かりいただけましたでしょうか。
いろいろと面倒な相続放棄の手続きですが、受理証明の取得までくれば最後の一息です。
手続きをする方はぜひ頑張って、ばっちり取得して来てください(^^

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