司法書士

司法書士報酬の基準は?

2016/10/01

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司法書士をはじめ、いわゆる専門家や先生業の世界のお金の話は
あまり露出することもなく、なんとなく言い値で成り立ってしまっている
印象があるかと思います。

しかも敷居の高い存在なのでなんとなく価格について具体的な話がしにくい。。

この記事では、司法書士の報酬基準について解説していきます。

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▼司法書士報酬にも基準(相場)はある

司法書士報酬にも基準(相場)は存在します。
昔は司法書士報酬規程というものが存在し、その金額よりも
高くすることも安くすることも認められていませんでした。
以下のリングのような基準に従って報酬を決めなければなりませんでした。

http://www40.tok2.com/home/touki/hoshu.htm(旧報酬規程)
旧報酬規程を載せてくれています。
決してわかりやすい料金体系、の類のものではありませんね(^^;
そういう目的ではなかったので。

現在は報酬規程は廃止され、価格設定は自由になっています。
(競争の導入と言う謳い文句で廃止されました。
公益性が高いがゆえに独占+価格固定だったものに、
いきなり競争の導入です。
事業者としては結構厳しい状況に置かれましたよね。
もちろん、事業が厳しいという部分は一部ユーザーにも
帰ってくるものですが。。。)

要は、価格競争が起こっているということですね。
その最たる戦場がウェブです。

ユーザー目線でみると、ウェブでしっかり情報収集をすればそこまで大きく
司法書士選びで失敗することはないかもしれません。

とはいえ、ウェブ広告に必要なのはマーケティングのセンスであり、
サービスのコアとなる手続きのスキルとは関係がないので、
頼んでみたら手続きがうまくいかない、という危険は可能性として考えられ、
難しいところですね。
特に高度な案件(複雑な相続案件や事業承継、M&Aなどなど)を依頼する場合には。。

 

▼現在の相場感

現在の司法書士報酬の相場感については、
実はデータが存在します。
ウェブ上で公開されているレベルのものは若干古いのですが、
以下、司法書士会が全国の司法書士を対象に案件ごとの報酬金額の
平均値等をまとめています。

日本司法書士会連合会
報酬アンケート結果一覧(2013年(平成25年)2月実施)
http://www.shiho-shoshi.or.jp/consulting/remuneration.html

ちょっと古いので若干安めになっているかな、というところはありますが、
大体こんな感じかと思います。

表を見ていくと、最低額と最高額を比べると結構開きがあることが分かりますね。
同じ登記申請でも細かな案件の性質等によって値付けが変わったりするので、
そういった部分の影響も考えられますが、ある程度司法書士選びで気を付けないと
払わなくていいレベルの金額を払ってしまう、ということも起こりそうです。

また、実際には、登記申請のほかにも書類収集だったり立ち合いや出張などが
入ってきますので、表示の金額よりも支払う金額は高くなることがほとんどでしょう。

 

▼司法書士報酬と登録免許税

家を買ったときに司法書士に100万払った、司法書士は儲かるんだろうね!
ということをよく言われます(笑)。

100万、上の表を見ていただければわかると思いますが、一発で100万もらえる
仕事なんてそうそうありません

司法書士の報酬をわかりにくくする大きな要因として、「登録免許税を一緒に預かる」
という部分があります。
登録免許税とは、登記を書き換えるときに当事者が納めるべき税金なのですが、
登記申請と同時に納付するため、司法書士が報酬の請求と合わせて一緒に預かるんですね。

登録免許税の税額は登記によって異なりますが、例えば不動産を買う時だと不動産の
評価額の2%と定められています(細かい減税の特例は割愛)。
で、評価額3000万の不動産を買ったとすると、登録免許税は60万!

司法書士報酬15万でその手続きを代行する際には、15万+60万の75万を預かるわけです。
ユーザーからすると司法書士に支払っている金額が75万ですので、「高い!金の亡者!」
思われるわけですが(笑)、実際には15万の売り上げ、となるわけです。

上記の報酬規程の表もあくまでも「15万の部分」についての数字ですから、
司法書士に仕事を依頼したことがある方などはそこを取り違えないように注意してください。
(くれぐれも早とちりして「ぼったくられた!」とクレームを入れないように(^^;)

 

▼ウェブに公開されている料金について

ウェブで料金体系を公開している司法書士が現在ではたくさんいますが、
彼らの料金設定は格安~良心的、の部類に入るものであるという印象を受けます。

なので、ユーザーとしては近所の司法書士とウェブで公開されている近所の司法書士を
比較するだけである程度(価格については)適切な答えが導け出せる状態にあると
言えるでしょう。

サービスクオリティや付き合いやすさに関しては、ウェブで集客している司法書士の
ほうが安定している可能性が高いです。

というのも、超ベテランの高齢の先生は結構コミュニケーションが高圧的で怖い場合が
結構あるんですよね(^^;

ウェブを戦略的に展開している事務所はブランディングも必要なのでサービスもしっかり
やってくれる(少なくともやってくれようとする(笑))ハズです。

 

▼まとめ

上記のアンケート、ウェブ、近所の事務所の3ポイントで情報収集をしていけば
変な事務所に依頼してしまうリスクはほとんどなくなると思います。

重要な手続きを依頼するケースが多いと思いますので、あまりケチって失敗する
ということは避けたいですが、数千円で終わる話ではないので、価格選定もしっかりと
やってみてください。

 

 

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