司法書士

司法書士資格者の就職事情~合格年度編~

2016/07/08

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▼司法書士資格者の就職事情~合格年度編~

超難関といわれる司法書士試験
その合否は一次試験の結果如何で決まるといわれています。

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逆に言えば、一次試験の合格が発覚した瞬間から、司法書士有資格者として
就職活動をしてしまうことも業界的にはOKということを意味しています。

この記事では、総勢25名で更に規模拡大中の司法書士法人において採用を
担当している管理人ヤマダの視点から司法書士試験を突破した年の就活事情
ついて解説をしていきます。

 

▼一次試験突破!!合格後、就活はちょっとのんびりでOK?

これ、結論から言うと、圧倒的にNOです。

司法書士法人で採用に携わっている立場から言います。
合格後のんびりすることは、就職にとって圧倒的に、「不利」です。

就職は研修が終わってから~、とか、認定考査が終わってから~とかは、
やめたほうがいいですね。
少なくとも認定終了後まで引っ張るのは避けましょう

 

なぜかといえば、就活開始のタイミングにその人のやる気を見るからです。
自分が採用担当者だと思って想像してみてください。

「合格が確定した!速攻で就職先を見つけてバリバリ実務経験を積んでいこう!」
という人と、
「合格した~、疲れたし、少しのんびりしよう。」という人とどっちを採用したいですか?

もちろん、まったく休むなといっているわけではありません。
ただ、そもそも試験日から合格発表までは3か月あるわけです。
精神的には発表までハラハラかもしれませんが、肉体的にはとっくに回復しているハズ
ですよね。

司法書士事務所で採用担当やマネジメント職に就いているのはやはり司法書士ですから、
その辺はすべてお見通しなわけです。

なので、それなりの事務所に就職したかったら、発表後すぐのタイミングから、
あるいは合格がある程度確実視されるなら発表前から動き出してしまうくらいが評価は
上がります。

もちろん、これは成長志向の事務所の話であって、ある程度安定している、ないしは
そもそも現状維持志向の事務所であればそこまで応募者のモチベーションを見ないかも
しれません。

ただし、そういう事務所では給与も役職もそれなり以上にはならないということは
肝に銘じておくべきでしょう。

 

▼採用面談ではどこを見られる?

司法書士有資格者の採用面談では、当然ですが資格を持っているかどうかなんて
見られません。
持ってることが前提ですからね。

ただこれって、結構今まで受験生だった方からすると厳しい視点ですよね。
今まで資格取得のために頑張ってたんだから、それ以外には何も持っとらんわい!
と言いたくなるかもしれません。

ただ言っても始まりませんので、それ以外に何を見られるか、チェックしておきましょう。

 

年齢。

採用担当は決して明言はしませんが、年齢は確実に見ます
組織においては将来性、伸びしろの多い人材を取れるかは結構勝負所なので、
40歳の人より35歳の人、35歳の人よりは30歳の人が欲しいわけです。

後はその組織のトップの年齢がどうかも多少影響します。
自分より年上の人材はどうしてもマネジメントしにくいところがあるので、
敬遠しがちになります。

 

性格、精神性。特に、謙虚さ・素直さ。

もうここがすべてといってもいいかもしれないです。
「謙虚さ・素直さ。」

で、これはどこを見られるかというと、もちろん言動なんかも見ますが、
それよりも性格診断テストの結果を参考にします。
(性格診断テストを採用している事務所はそう多くないかもしれませんが。)

あとは、佇まいとか姿勢とか雰囲気を見ますね。
そういうところに、性格って出ますので。

 

何を言っているかよりも、何をやってきたか

職歴ですね。
何を言っているかよりも、何をやってきたかを見ます。
なぜなら、志望動機とか価値観と言った言葉をアウトプットするものって、
いくらでも加工できるのに対して、何をやってきたかは動かぬ事実だからです。

職歴が短期間で点々としている方なんかはちょっと不利ですね。
それをひっくり返すだけの理由を用意していったほうがいいでしょう。

 

パーソナリティは結構見る

休日の過ごし方、家族との関係性や過ごし方、友人や今までの職場の同僚との関係性
などは結構チェックされます。

私が必ず聞く質問に、
「友人や前職の同僚からはどのような性格だといわれることが多かったですか?」
というのがあります。

第三者から見た本人のパーソナリティを確認する質問ですね。

 

メンタルの強さを見る

もちろんメンタルの強さは人それぞれなので、下手に演技などしないほうが
就職後のことを考えたらいいのですが、メンタルがある程度強いかは必ず確認します。
司法書士業務は元来ハイプレッシャーのものですし、仕事も労働集約型で
忙しくなるので、心が弱いと厳しいんですね(^^;

具体的な調べ方としては、ダイレクトに「メンタルどうですか?」って聞きます。
あとは、学生時代の部活動への取り組み方と実績を確認します。
学生時代ゴリゴリに体育会系の部活に所属していた人なんかはこの項目はクリアなこと
が多いですね。
(中高と野球やってました!って人でもメンタル弱い人はいますが(^^;)

 

長く働けるかどうか

これは事務所によると思うのですが、成長志向の事務所では組織として力をつけていきたい
というのがあるので、独立志向の人よりも長く組織で力を発揮したいという方を優先します。
一定以上の規模の事務所ではおそらく長く働きたい人が優遇されるでしょうね。

 

▼とにかくやる気を見せる!

合格年度の方というのは実務経験がない方がほとんどでしょうから、
それをカバーする要素が必要です。
要は、やる気ですね。

素直で謙虚でやる気がある人が一番将来の伸びしろがあると考えられますので、
そこの部分を目いっぱい演出してみてください。

あ、自分は素直にはなれないんで、とか、謙虚にはなれないんで、
プライドがあるんで。。

というお気持ちがあるなら、できればそれは捨てていくのがベストです。
それが無理なら、割り切っては入れるところを選り好みせずにひとまず入って実力を
つけて、早めに独立するのがいいですね。

ただ、性格がひねくれていると独立してもなかなかビジネスが伸びないかもしれませんが(^^;

 

▼実務経験がすでにある人

実務経験がすでにある人は就職が非常に有利ですね。
自分が入りたいところを狙い撃ちしていきましょう。

動きが早いほうがいいところは変わりませんが、
ある程度素直さと謙虚さのアピールができれば、あとは実務経験をアピールすることで
どんな事務所でも結構採用が決まると思いますよ。

もちろん、身だしなみや態度など最低限のところはしっかりと準備していきましょう。

 

▼まとめ

司法書士有資格者の就活においては、もはや司法書士有資格者という部分は
アドバンテージになりません。
なので、自分の職歴や実務経験がもっと伝えやすい武器になります。

また、忘れてはいけないのは素直さ・謙虚さを持つこと
特に20代、30代前半の方は必ずこの感覚を持っておいてください。

実務経験で勝負する場合には経験を活かせる事務所をチョイスすることも忘れずに。

せっかく苦労して取得した資格ですから、最大限活かせるところへ就職したいですね。
陰ながら就活の成功をお祈りしています!

 

-司法書士