行政書士

行政書士の年収の平均はどれくらい?

2016/07/08

SAYA151005270I9A83772

▼そもそも平均という概念の持ち込みが危険

行政書士資格の取得を目指す方なら当然に気になるのが行政書士の
年収だと思います。
しかしながら、行政書士をはじめとする資格稼業、いわゆる士業においては
儲かっている人とそうでない人の差が激しく、仮に平均を出したとしても
そのデータを参考にするのは危険である可能性すらあります。

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年収○千万の人間も当然います。
私の知る範囲でも、年収5000万の行政書士、
年収1億の行政書士はいます

しかし、そのような行政書士を見てみると、もはやいかにも行政書士、
というタイプの人間はいません

コンサルタントとか巨大組織の社長という感じのキャラクターに
なっていますね。

前者の方に関しては組織を大きくするスタイルではなく、コンサルやセミナー、
コンテンツ販売などで勢力を拡大したタイプです。
もはや行政書士業務なんて一切やっていないと思います。
(もちろんもともとは行政書士でしたよ。)

後者の方は行政書士にとどまらず他の士業もまとめてグループ化し、
巨大組織として大量・大口の案件を受注するスタイルで収益を上げています。
士業をビジネスとしてみたときの王道といえるやり方ですね。

一方、巷では「行政書士は食えない」というのが一般的な見解です。
そもそもインターネットの発展や競争の自由化によって士業界全体が苦しく
なっていますからね。

会計士や弁護士が食えないなんて話も数年前、各資格の合格者を一気に増やした
際には頻繁に新聞などを賑わわせていましたよね。

ただ、「行政書士が食えない。」というのは、おそらく楽して稼ぎたい人の発想
あって、行政書士で食えないということは全くないと思います。
経営者としての自覚を、もって一日も休まず仕事と勉強を継続すれば必ず事業としては
成り立つと思います。
まあこれは極端な例ですが、そのくらいの覚悟でやれば行政書士で食っていくことは
可能です。

私自身も行政書士としても仕事をして売り上げを上げています。

 

▼行政書士は儲かる?

行政書士は儲かるか?という部分ですが、これに関してはイエスと答えるのは
難しいと思います。

上にも書きましたが、士業全体が単価の下落、競争の激化に苦しんでいます
10年前は10万とか15万の報酬が得られた会社設立が今では2万とか3万ですからね。
単価が下がってしまっている案件に関しては、仕事をとってもとってもなかなか儲からない
というのが現実です。

ただし、行政書士でもやりようによってはそれなりの収益を生み出す方法があります。
行政書士の専門・独占領域の一つに官公庁への許認可の申請があります。

そして、建設業など、許認可の更新が一定期間ごとに訪れる案件が存在します。

すなわち、そのような案件を地道に集めていけば、将来的には毎年更新による案件が
発生し、収益を安定させることができるのです。

もちろん一度ついたお客さんを離さないように信頼関係を築かなければいけませんし、
そもそも最初の集客は頑張らなければなりませんが。

また、行政書士の業務の性質は労働集約型ですので、大量に業務をこなそうとすると
どうしても組織を大きくせざるを得なくなります。
人をたくさん雇わなければなりませんから、固定費が増え、経営は結構大変になります。

逆に、こじんまりまとめることも可能ですが、その場合には自分が常に現場で忙しく
していなければなりません
また、所得もそれなりどまりになると思います。
(案件の受注件数に限度があるため。)
ただ行政書士さんには現場を愛しているタイプの方が結構いて、このスタイルで事務所を
やっている人は多いように思います。

年収1000万程度を目指すのであれば、こじんまり3名程度の事務所でも実現可能とは
思いますが、それ以上を望むのであれば相当覚悟して大きなビジネスにしていくしか
ないですね。

 

▼行政書士試験合格後の進路

行政書士の合格者数は毎年5000人程度います。
が、その中から行政書士に登録して仕事をする道を選ぶ人はごくわずか。
平成25年10月→平成26年4月の東京における行政書士登録数の増減をみてみると、
50名の増加
東京でこれです。
ちなみに神奈川は8名の増加。。。

行政書士試験に通ってもそのまま行政書士になる人というのは非常に少ないことが
わかります。
(そもそも独立開業する前にどこかの事務所で実務経験を積むでしょうから、合格すぐ
独立という流れは本当にほとんどないと思います。)

逆に、法律とまったく関係のない業種の人でも行政書士を持っている人って割といたり
します。「学生のときに取りました。」というパターンですね。

後は、法律事務所でパラリーガルとして働く方は行政書士資格を持っていることが
多いように思います。

ということで、行政書士取得後の進路は、
・特に資格は生かさない
・資格を活かして法律系の職場に就職をする
・独立を目指して行政書士事務所へ就職する
・独立開業する
の4パターンに分けられます。
特に、下の2つは厳しい道のりが待っています。。

 

▼行政書士事務所への就職は難しい?

これは少し就職活動をしたことがある方ならお分かりかと思いますが、
行政書士事務所への就職は結構難しいと思います。
なぜなら、そもそもあまり募集がありません

行政書士業務が厳しいことは上でも述べましたが、そんな事業環境ですので
絶賛成長中の事務所というはほとんどなく、したがって積極的に採用活動を
している事務所も少ないわけです。

私も採用活動で面談をしていると「行政書士事務所の就職口がほとんどありません。」
という話を応募してきた行政書士有資格者さんからよく聞きます。

就職口、すなわち修行先がなければ、開業もまた厳しい道のりとなりますね。
(もちろん即独立して勉強しながら業務をやればいい話ではあるのですが。)

 

▼今から独立開業して稼ぐことはできるか?

これについては上の「行政書士は儲かる?」でもふれましたが、
本人次第ですね。
難易度は、低くはないと思います。
(まあ難易度の低いビジネスなんてないと思いますが。)

行政書士というよりは起業家というセルフイメージをもって、
取り組むのがいいのかもしれません。
キモはマーケティングになると思います。
お客さんがいなければ始まりませんからね。
最近(唯一?)勢いのある行政書士さんとしては、「ウェイビー」さんがいますね。
ググっていただければわかりますが、行政書士感は全くない感じです。
(そもそも株式会社のほうがフロントに出てきますね。代表が行政書士さんです。)

特に何か特別な思い入れがあって行政書士を目指している方もいると思います。
そのような方にはぜひ頑張って成功してもらいたいですね。

 

▼オススメの予備校

これから行政書士を目指す方へ、おすすめの予備校を紹介しておきます。
オススメの基準は受講料の安さになります(笑)。

【東京法経学院】
実務家向け六法の出版もしている間違いのない実力派予備校です。
大胆な講座のタイムセールなんかも開催しています(^^;
本当に最近は予備校の受講料が下がっていていいですね。
やるほうは大変そうですが。。



【資格スクエア】
美男美女って…という突っ込みは置いておいて、
スマホ、ストリーミングなど受講方法がいろいろ選べるので隙間時間の
活用などに便利です。
更に価格も控えめなところがいいですね。



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