行政書士

行政書士は独学で取得可能か?

2016/07/08

YUKA160322010I9A4289

行政書士は法律系資格の中では弁護士と並んで最も有名な部類に入る
国家資格ですね。

ビジネス的には行政書士が独占する許認可業務、法律文書作成業務へ
参入するための切符となる資格です。

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業務領域の独占が認められる国家資格の行政書士、
このように表現するとその取得は非常に難しそう。。
という印象を受けますが、テレビCMや新聞の折り込みでもよく見かけるほど
資格予備校が進めている資格でもあります。
人気があることの裏返しですね。

この記事では、行政書士は独学で取得できるのかについて解説していきます。

 

▼行政書士試験は独学で突破できる?

結論から言うと、行政書士は独学で十分に取得可能です。
私自身、独学で行政書士資格を取得しました。

ただ、だから行政書士試験が簡単かというと、まったくそんなことはなく、
受験の勘所を外した対策をしているといつまでたっても受からない、
ということもある試験です。

あくまでも可能性だけの話をするなら、「可能」という認識でいてください。

 

▼行政書士試験の難易度は?

行政書士試験の難易度はいかほどか?
少しデータを見てみましょう。

ここ数年の行政書士試験の合格率

27年度 13.1%
26年度  8.2%
25年度 10.1%
24年度  9.2%
23年度  8.1%
22年度  6.6%
21年度  9.1%
20年度  6.5%
19年度  8.6%
18年度  4.8%
17年度  2.6%

合格率は上記の通りです。

17年~19年で一気に合格率が引き上げられ、
最近は10%前後に落ち着いていますね。

 

行政書士試験突破に必要とされる学習時間

学習時間についての一般的な見解は、
まったく法律を学んだことのない人であれば500~1000時間

法律を大学等で学んだことがある人や他の法律系資格を有している人で
200~500時間といわれています。

専業で1日10時間勉強できるなら初学者でも50日~100日
法律を学んだことがある人なら20日~50日で行けてしまう計算になります。

仕事などをしながら1日2時間頑張るペースでも500時間なら250日、
9か月弱で合格まで届く計算になりますね。
仕事をしながらでも1年かからずに合格に手が届く人がいる試験になります。

 

▼行政書士試験突破の条件

行政書士試験突破の条件は、非常にシンプルですが、「継続的に勉強時間を確保できるか」
になります。

上記のようにある程度明確に合格に必要な勉強時間が出ていますので、
少なくともその時間分を本試験当日までに確保できるかが勝負です。

仕事や学校などがあり,なかなか受験勉強だけに専念できる環境にある人は少ないと
思いますが、今の生活に+αで受験勉強を加えたときに、その生活を「継続」して行けるか
が試験対策のキモになります。

 

▼合格までの道のり(自分の場合)

私は行政書士の受験勉強を始めたときはすでに司法書士として仕事をしていたのですが、
合格までに2回受験しました(笑)。

最初の受験は不合格でした。
その時は勉強を9月にはじめ(本試験は11月)、現況方法もスマホアプリで行政法を
そのまま読むこととアプリでダウンロードした過去問を解くだけ。

…なめすぎでしたね。

直前期にはなってようやく結構やばいことに気づき、「これだけで大丈夫!直前チェック」
的なテキストを苦し紛れに買って勉強しましたが、合格には届きませんでした。

実際には、択一問題は目標値に達しており、結果は発表までわからない状態にありました。
具体的には、択一で140点をとり、記述で40点以上とってぎりぎり滑り込むつもりでいて、
択一では140点取れていました。
かつ、記述も自信があったので、合格か、落ちても超ギリギリ足りないくらいだろう、
と踏んでいました。

それが結果を見てみると、40点取れているつもりの記述式の点数が、なんと4点!!(笑)

これには驚きました。審査請求しようかと思いましたよ。
バイトくんが適当に採点したんじゃないのか?と。
(ただ審査請求しても結局不合格でした。となったら恥ずかしいのでしませんでしたが(笑)。
審査請求というのは、採点結果に不服がある場合に再度調査してもらえる制度です。)

以上から学んだのは記述式は採点基準が明確ではなく水物的な要素があるということです。
(合格率の調整に使われている、という話もあります。)

行政書士試験は択一が240点、記述式が60点という配点になっており、
全体で180点以上、法律、一般教養のそれぞれの科目で5割以上の得点で合格と
されています。
すなわち、記述式(記述式はすべて法律科目の問題です。)が仮に0点だったとしても、
択一でガッツリと点を稼いでいれば合格できる試験なんですね。

そこで、2回目の受験のときは記述式0点でも合格するような準備の仕方をしました。
要はインプットをしっかりやるということなのですが、もう自分が司法書士であることは
一度忘れて、スマホアプリに行政書士受験用のテキストと過去問をダウンロードして
5月から通勤時間(往復1時間半)+1日2時間の勉強を毎日継続していきました。

通勤時間の勉強はなんだかんだできない部分もありますので、1時間と換算しても
1日3時間×6か月で240時間程度の勉強時間を確保したことになります。
直前の休日は1日勉強に使っていましたので、300時間程度は勉強したかと思います。

その結果、択一だけで合格!とまではいかなかったものの、択一だけで合格基準点-8点
確保し、その年は記述が24点ほどもらえていたので(それでも24点です(^^;)
無事合格することができました。

受験してみての印象は、結構難しい試験であるということですね。
特に会社法や民法が相当難しいです。

普段仕事で扱っていても、全然触れないような細かいところから結構出題されてきます。
まあ試験ですから当たり前ですが(^^;

それなりに覚悟が必要な試験だと思います。

 

▼行政書士資格を持っていると

行政書士資格を持っているとどうなるかについて簡単に触れておきます。
行政書士資格を持っていると、「一応」法律系事務所などの就職に有利になります。

これは本人の年齢やキャリアにもよるので一概には言えず、また持っているからといって
そこまで有利になるかというと、正直微妙なところはあります。

あとは、行政書士登録をして行政書士として業務ができます。
当たり前ですが。。

ただ、行政書士業務ができることと食っていけることはまったく別次元ですので
ご注意ください。

行政書士で生活を成り立たせようと思ったら、相当な営業力やセンスが必要になります。
もちろん行政書士資格を活かして稼ぎまくっている人もいますので、
志があるなら目指す価値は大いにあると思います。

 

▼初学者の方なら予備校利用の選択肢は大いにあり

行政書士試験合格のための最大のポイント行政法でいかに得点を取れるかです。
なぜなら、行政法が全科目中で最も配点が高いためです。
ただ、行政法は受験科目のなかでも最も学びにくい科目でもあります

民法や会社法のような実体法とちょっと雰囲気が違うんですね。
何せ行政を機能させるために規定されている法律ですから。

それらの抵抗をなくしていく手段として、予備校の利用はありだと思います。
行政法だけ予備校で学ぶというのもありかなと思ったりもします。
以下にオススメできる資格予備校をピックアップしておきます。

 

【東京法経学院】
実務家向け六法の出版もしている間違いのない実力派予備校です。
大胆な講座のタイムセールなんかも開催しています(^^;
本当に最近は予備校の受講料が下がっていていいですね。
予備校側は大変そうですが。。


【資格スクエア】
美男美女って…という突っ込みは置いておいて、
スマホ、ストリーミングなど受講方法がいろいろ選べるので隙間時間の
活用などに便利です。
更に価格も控えめなところがいいですね。


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